野菜350gでは足りない
厚生省が出している摂取基準は「野菜一日350g」です。
少ないな、と常々思っていましたが、この基準くらいで食べていました。
が、子供の中学の教科書で見たら基準量が違うんです。
緑黄色野菜 100g
野菜、果物 400g
いも類50gとあるんです。
野菜、果物 400g ですよ!
恐らく350gには果物が含まれていないのです。
果物の摂取は一日200gとされています。
日本人がそんなに果物を食べているならこのままの基準で良いのですが、日本人の、特に男性の一人暮らしだとほとんど食べていません。
日本人の果物の摂取量は世界から見たら際立って低いそうです。
ということは、野菜350gでは足りないということ。
野菜と果物合わせて550gが本当の基準なのです。
厚生省はわかりやすくしようとしてこの数字を出しているのでしょうが、逆にわかりにくくなり、さらに摂取するべき栄養量を減らす誤解をさせています。
子供たちは学校の給食でかろうじて果物を摂取していましたが、大人はそんなに食べていませんでしたから、私たちはそんなに食べていません。
ということは、野菜も足りていなかった可能性があります。
とはいえ、野菜と果物は皮などの廃棄部分があるので実質550gの摂取ではなく、廃棄部分を含めているのでそんなに不安にならなくても良いのですが。
果物を日常的に食べないならば、野菜の摂取量を増やさなければならないということは気を付けるべきことです。